疲れを放置すると老けるってホント??〜漢方でアンチエイジング〜

最近疲れやすくなったと感じていませんか?
疲れている時に鏡で自分を見ると「ちょっと老けた?」と思った事がある方もいるのでは?
その疲れはまさに万病の元、健康年齢にも、見た目の年齢にも大きく関わってきます。

ある調査によると首都圏に住む方の84%が疲労の蓄積を感じていると答えたそうです(グラフ1)。人によって疲れの感じ方は違うでしょうが、多くの方が「自分は疲れている」と認識しているのは間違いなさそうですね。

出典:「疲労に関する意識調査」(2018年ウーマンウェルネス研究会supported by Kao)

このような症状はないですか?
以下の項目に複数あてはまる方は要注意です。
今回はそんな疲労を感じている方に是非飲んでいただきたい漢方を紹介していきます。

東洋医学でいう疲れとは?”気虚ききょ

まず疲れといっても、寝不足による肉体的な疲れ、ストレスややる気が出ないといった精神的な疲れ、年齢に伴うものや貧血に伴うものなど様々な種類があるかと思います。

その疲れの原因の1つを東洋医学では気が不足している状態の気虚ききょと言います。
気とはそのままエネルギーのことを指し、要するにエネルギーが足りていない状態です。

気虚ききょの基本〜四君子湯しくんしとう

そういった方には人参にんじんが含まれている漢方を使うのがオススメ。
人参と言ってもスーパーで売られているものとはちがいウコギ科のものです(スーパーで売られているものはセリ科)。
その人参を含む漢方の代表が四君子湯しくんしとうです。
四君子湯は気虚の基本方剤といいます。
そしてその四君子湯をパワーアップさせた気虚によく効く漢方を紹介していきます。

オススメの漢方①補中益気湯ほちゅうえっきとう

補中益気湯ほちゅうえっきとうは人参や黄耆おうぎといった気虚体質の方に効く補気作用のある生薬が含まれているのが特徴です。中は東洋医学では“お腹”を表します。
主な効果は虚弱体質の方の食欲不振、夏痩せ、体力増強、多汗症などです。

オススメの漢方②六君子湯りっくんしとう

気虚に効く漢方の四君子湯に嘔吐や悪心に効果の効果のある二陳湯にちんとうを加えた漢方です。
全体的な元気の低下に加えて、食べすぎや飲みすぎ、胸やけがよく出て気持ち悪い時にオススメです。
胸やけの時の頓服でも機能性ディスペプシア(胃のもたれの不快感があるが内視鏡検査等で異常がない)の方にもよく効きます。

まとめ

最近力ややる気が出ないと感じている方には補中益気湯ほちゅうえっきとうがよく効きます。
特に胃腸にきていると感じれば六君子湯りっくんしとうがよく効きます。
夏の暑さにも日々のつかれにもオススメです!

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この記事を書いた人

漢方薬局やくりんどう 店主
日本薬剤師会認定 漢方生薬認定薬剤師

漢方をわかりやすく伝えて、みんなの役に立ちたい。

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